日本をもっと大好きに!浅草Hostel Chapter Two Tokyoオーナーブログ

東京・浅草で妻と2人で営む小さな宿です。 本屈指の観光地である浅草という立地柄、訪日外国人ユーザーが多いことが特徴です。観光目的のお客様のみならず、旅をしながら働くノマドワーカーのお客様も多く、仕事のスタイル、旅のスタイルが多様化していることを実感しています。日々の出来事を綴ります。

ポーランドから初来日。Tomaszさん

 

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[巨人のポーランド出身のTOMASZさん]

 

ある朝、すごいハイテンションで話かけてきたお客様がいました。

2メートルある大きな体、胸まで届きそうなあごひげ。

うちのような小さな宿にいると宿がミニチュアにしか見えない規格です。 

 

チェックイン日、夕方には飛行機が着くと連絡をもらっていたのに一向に営業時間を過ぎても来ず、大丈夫かなと心配していました。

最終的に到着したのは深夜1時。それには理由がありました。

 

彼は物心ついた時から日本のアニメで育ち、アニメの大ファン。

日本に来ることが小さなころからの夢だったそうです。

 

ポーランドを出て北京を経由しトランジットの時間含め一日以上。

体が大きすぎて飛行機の中もろくに寝れなかったそうです。 

ところが、夢の日本に一歩足を踏み入れた途端に今までの疲れが一気に吹き飛び、空港に降りたった途端、何か我慢ができず街中を歩り過ぎ、気づくと深夜になっていたと。

 

日本では規格外の体のため、至るところで頭をぶつけることが多いけど、それすら幸せそうに話をしてくれる姿にちょっと泣けてきました。

今回の滞在は6日間。毎日自転車を借りていろいろなところに出かけます。 

 

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[今回の旅行のTomasz’s ベストフォト]

  

本業がある傍ら、テレビのシナリオライターとしてのビジネスを持ち今回本業を思い切って辞め、フリーのシナリオライターとして生きていくことを決意。

新しい挑戦のご褒美としての日本旅行へ出かけたそうです。

この後しばらく韓国で働き、そのあとは日本に再び戻り日本語を学びたい。

日本で驚いたのはポーランドをここで出会う人、特にアジア人は僕を含め意外とあまり知らなかったこと。

 

日本とポーランドは調べると関係性の深い国だったのですね。

「ポーランドは親日国」の3つの理由①日本に今も感謝すること | ゆかしき世界

 一方的に今の日本を礼賛すべきではないと思いますが、先人たちが築き上げてくださった信用のおかげで今があるということは事実として感謝すべきであると思います。

僕たちは知る義務があるなぁと改めて彼から教えてもらいました。

 

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 [日本酒と台湾の58度あるリキュールの飲み比べ中]

 

 

 一番面白かったのはエピソードはポーランドの結婚式。

2日間ぶっ通しでパーティーをするそうなのですが、一人ウォッカを一日に一本渡され、期限以内に飲み切らないと失礼になるそうです。お酒にノルマがあるとは、、、

日本でやると死人がでますね。。。 

秘伝の地元富山の日本酒には感動してもらいました。

次回はもっと深い日本を体験してもらいたいと思います。

 

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[自分がいかにデカイか分かったと靴を比べ写真を撮ってました 笑]